社会福祉法人見松会
理事長 穐山明正
高齢者介護を要する方が急増するなか、「笑」「楽」をモットーにユニットケアの介護福祉施設・しろみを開設して約2年半が過ぎました。
全室個室というふれこみでスタートし、入居希望者が多いと予測していましたが、満床になるまでに約半年も要しました。しかし、現在は40名もの方々が入居を待たれております。
最近では、デイサービス、ショートステイなどのご利用率も定員一杯になりつつある現状をみるにつけ、老人福祉においてユーザーと民間資源、行政などがよりきめ細かく関わり、かつ迅速に動けるようなネットワーク作り、情報交換の場が必要であると痛感いたしました。
施設としては、現在は道下施設長のもとにユニットケアの質の向上を中心に、夜勤帯も含めすべての時間帯に看護職が常駐する体制づくりやより充実したマンパワーの充足に向けて種々努力を重ね、すべての入居者、利用者に満足いただける介護ができるように日々努力、研鑽を積んでいるところです。
また、認知症の方は2005年の約169万人から2015年には250万人に急増すると推計されていますが、これらの方に対しても、より具体的、専門的な関わりができる施設として一層のスキルアップに努力していきたいと考えています。