こんなときどうする?~転倒してしまった時~

寒い時期が近づくにつれ、動作が緩慢になり、ちょっとした段差にでもつまづき、
転びやすくなりがちです。
今回は、転倒してしまった時の応急処置について、ご紹介させていただきます。
大腿部頸部骨折 → 股関節を固定する
太ももをひねった時、臀部(お尻)などを打ったりして立ち上がれない時、
股関節や膝部分に痛みが起こります。
認知症を患っている方の中には、大腿部頸部骨折を起こしていても、
股関節部分の痛みはなく、膝部分のみの痛みを訴えることもあります。
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 ポイント
  ・救急車が来るまでの間、股関節の周囲の筋肉の緊張を緩めるように膝を曲げた
   姿勢で、仰向けに寝かせます。
  ・膝の下に布団やクッションなどを当て、骨折部分を固定し、安静を保つようにします。
骨盤打撲、骨盤骨折 → 骨盤を固定する
ベッドから転落したり、尻もちをついたりした時、打撲や骨折を起こしやすくなります。
手足の骨折などとは異なり、外見からはわかりにくいのが特徴的です。
症状として、痛みや歩行困難が起こるので、変化が見られたときは、すぐに救急受診しましょう。
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 ポイント
  ・救急車がくるまでの間、骨盤を固定しておきます。
  ・上半身と床の間に隙間ができないよう密着させて寝かせ、足の下に折りたたんだ
   毛布などを当て、足を床から30㎝程高くします。
  ・震えがある場合は、毛布などをかけて保温すると良いです。

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